今回はテキストや背景、バナー、ボタン等で見かけるグラデーションをCSSで作成する方法を紹介します。
グラデーションのかけ方
backgroundプロパティに対してlinear-gradient(色指定)、またはradial-gradient(色指定)を指定すればグラデーションをかけることができます。
linear-gradient:直線に沿った線形のグラデーション
radial-gradient:円形に広がる放射状のグラデーション
2色以上指定する必要があります。
線形グラデーション
まずは線形グラデーションについて紹介します。
基本的なグラデーション
()の中は、「 , 」半角スペースで区切ります。
上から下にグラデーションがかかります。
div{ background: linear-gradient(#2126ff, #ff07f6); }
方向を変える
方向を変える場合はカラーコードの前に位置を指定します。
下から上へ:to top
div{ background: linear-gradient(to top, #2126ff, #ff07f6); }
左から右へ:to right
div{ background: linear-gradient(to right, #2126ff, #ff07f6); }
右から左へ:to left
div{ background: linear-gradient(to left, #2126ff, #ff07f6); }
対角線に変えることもできます。
左上から右下へ:to bottom right
div{ background: linear-gradient(to bottom right, #2126ff, #ff07f6); }
角度を変えたい場合はdegを指定することで調整することができます。
0degは下から上、90degは左から右、180degは上から下、270degは右から左にかかります。
今回は30degを指定してみました。
div{ background: linear-gradient(30deg, #2126ff, #ff07f6); }
位置を変える
色が変わる位置を変えたい場合は1個目のカラーコードに%を指定します。
20%を指定した場合は、20%まで青色でそれ以降にグラデーションがかかります。
div{ background: linear-gradient(#2126ff 20%, #ff07f6); }
80%を指定した場合は、80%まで青色でそれ以降にグラデーションがかかります。
div{ background: linear-gradient(#2126ff 80%, #ff07f6); }
色を増やす
指定できる色数は2色だけではありません。自由に増やすことができます。それぞれ位置を指定することもできます。
div{ background: linear-gradient(#12b9ff, #2126ff, #ff07f6); }
div{ background: linear-gradient(to right, #ffe6e6, #ff6f6f 30%, #ffc06f 60%, #ffe9cc); }
円形グラデーション
次に円形グラデーションについて紹介します。
基本的なグラデーション
円形の場合、中心→外側の順で色を指定します。
div{ background: radial-gradient(#e4ffc0, #4d7539); }
位置や色数の変え方はlinear-gradientと同じです。
テキストカラーをグラデーションに
テキストカラーをグラデーションにする方法を紹介します。
Omakase
p span{ background: linear-gradient(#2126ff, #ff07f6); /*背景をグラデーション */ -webkit-background-clip: text; /*背景の領域をテキストのみに絞る*/ -webkit-text-fill-color: transparent;/*文字を透過*/ }
background-clipとtext-fill-colorはベンダープレフィックス(-webkit-)を付けないと反映されないので必ず付けましょう。