はじめに
今回は、FileZillaの最低限の設定など、記載していきます。
FTPもws_ftp->ffftp->FileZillaと移行してきました。WinScpもあるのですが、SCP接続が使えてしますので、
FTP,SFTP,FTPSが使用できるFileZillaを使用しています。
ちなみに筆者は、一時期、FileZilla ver2系の日本語化していたので、FileZilla推しです。
サイトマネージャー
サイトマネージャーを使用する場合は、必ずマスターパスワードを設定しましょう。
設定>インターフェイス>パスワード
設定後、サイトマネージャーからサイトへ接続時、マスターパスワードの入力を求められパスワードを入力しないと接続できないようになります。
これを設定するのが。。という場合は、各サイトのパスワードを保存しないように設定して毎回パスワードを入力する運用が望ましいです。
これは、なぜこういう仕組みを利用しないといけないか?
過去に別のソフトですが、PCがウィルスに感染して、登録してあるFTPアカウントがすべて、取られてしまったことがあったため。個人のPCにパスワードを保存しないようにしましょう!ということです。
毎回、サイト毎のパスワードを入力するのは、面倒なのでマスターパスワードの機能が追加されました。
うちの会社でも、基本サイトマネージャー登録、Qick接続は使用を禁止しています。別途自社ソフトを各担当ごとに権限をつけ、担当するサイトのアクセスのみ行える仕組みを利用して、そのソフトから、FTPソフトを起動して連携しています。
これによって、個人のPCには接続情報を保存しない仕組みを利用しています。
転送タイプ
バイナリに変更しましょう。
設定>転送>FTP:ファイルの種類
これは、WindowsとLinuxでは改行コードは異なっていて、Windowsなどでは、編集ソフトがメモ帳で昔のメモ帳では改行されず表示されて編集できませんでした。
改行はWindows がCR+LF LinuxではLFのみです。これをFTPでアップロード時CR+LFをLFに変換してアップロードして。
ダウンロード時はLFをCR+LFに変換してくれる機能があり、それがASCIIモードになります。
現在のメモ帳や、秀丸などでは、LFでも正しく表示されるため、必要がなくなってきました。
また、ASCIIモードでは、LFのデータをアップロードしてしまったりすると改行が壊れてしまったりしていたので
バイナリモードを使用して秀丸など改行がLFでも編集できるソフトを使用するのが一般的になりました。
転送したファイルのタイムスタンプを維持
これは、ダウンロードしたファイルのタイムスタンプの保持ができ、アップロード時もそのまま保持されます。
ディレクトリはされないので注意です。タイムスタンプが変わってしまうと、変更したのか?いつのファイルなのか判断できなくなので便利です。
こちらはサーバが対応していないと動作しない場合があります。
強制的に隠しファイルを表示
htaccessとか編集するのに必要です。
カスタムコマンドの入力
漢字のファイル名が文字化けした場合、ここで下記のコマンドを入力します。
OPTS UTF8 OFF
リモートファイル検索
ファイルを検索するのに便利です。
誤動作防止
設定>インターフェイス>ファイルリスト
ファイルを間違ってダブルクリックしちゃうとアップロード・ダウンロードされるのを防ぎます。
あと、FileZillaであるあるは、ドラック&ドロップでフォルダーが移動してしまうことがあるので注意が必要です。
こちらの方は動作の設定がありません。
カスタムエディター
該当ファイル右クリックで、表示・編集をクリックしたときにエディターを選択しておきます。
リモートとローカルの同期
リモートとローカルのディレクトリ構成が同じとき、両方のディレクトリ移動後、下記設定を行うことで、
リモート側を移動すると、ローカル側も自動でディレクトリを移動してくれます。